熱帯植物専門
エクゾティック プランツ


園芸コラム 長老のひとり言

2009年4月19日(日)
観葉植物の和名(その1)
観葉植物には、昔からいろいろな和名が付けられています。アンスリウム・アンドレアヌム Anthurium andraeanum はオオベニウチワ、Anthurium  scherzerianum はベニウチワとなっています。この辺は問題ないのですが、Anthurium crystallinum をシロシマウチワ、Anthurium waroqueanum をナガバビロードウチワなど、Anthurium属のものは必ず・・・ウチワという名がつけられています。だいぶ昔にすでになくなられたT教授もいかっていたのを思い出します。これは・・・ランと、やたらにランの名をつけるのと同じように困ったものです。
最近よく出る話題で、ショウナンゴムノキ Ficus barteri は神奈川県の湘南の名を取ったと思っている人が多いようですが、これは間違いでシンガポールから持ち帰ったので付けられた和名です。シンガポールは戦時中、昭南島と呼ばれていたのです。
2009年4月6日(火)
モンステラ・ペルツサム

モンステラ・ペルツサム(ペッサム)とモンステラ・デリキオサ(デリシオサ)
人気のモンステラですが、気になるのが名称です。市場でペッサムという名で呼ばれているものは、もともとペルツスム(Monstra  pertusum)ということでつけられた名前です。その後、シノニムがアダンソニー(Monstra adansonii)ということで、最近はヒメモンステラ=アダンソニーというのが市場での名前となっています。しかし、私が中米に行ったときに、アダンソニーと呼ばれている植物が全く別種ということに驚かされました。帰国後調べてみると、アダンソニーは完全に別種ということがわかりました。
こちらに正しい写真が掲載されています。
この植物は有用植物で、気根を家具や食器を作るのに用います。
なお、今流通しているヒメモンステラはMonstera deliciosa var. borsigiana です。